転職会議の口コミの削除方法について説明していきます。転職会議に投稿された口コミは削除できるのか。口コミを投稿した人を特定することはできるのか。など細かな部分まで解説をしていきたいと思います。
転職会議に投稿された悪質な口コミを放っておくと、ブランドイメージを大きく損ねる恐れがあります。そうなる前にできる対策方法を、こちらの記事でご紹介して行きたいと思います。
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転職会議とは
転職会議とは、日本全国の企業の口コミ情報を集約するウェブサイトのことで、株式会社リブセンスが2010年7月にスタートさせたサービスです。とある企業の年収や福利厚生、事業の将来性、社員・管理職の魅力等について、現役社員或いは元社員が自由に口コミを投稿していくことができます。そうして集めた情報からスコアリングをし、企業にまつわる生の声を公開しているのです。
口コミ全文の閲覧、評価や口コミの投稿をする場合は会員登録が必要です。特に口コミの全文の閲覧については、下記のいずれかの作業が必要となります。
- 課金をする
- 過去在籍した企業の口コミを投稿する
- 転職支援サービスに登録する
これはユーザーからするとかなり手間となる作業です。しかし、インターネットが普及した現代において、企業側からPRされている情報だけではなく、実際の現場からのリアルな情報を集めようとする行為はごく一般的な行為となっています。そういう面では転職会議のようなサイトは非常に画期的なサービスであるため、登録者数は年々増加の一途を辿っているようです。
転職会議の口コミは削除できる?
転職会議では、「削除されない投稿の書き方」として、ユーザー向けにガイドラインを公開しています。そのガイドラインに抵触する口コミについては、削除できる可能性があります。
ただし、同時に転職会議では投稿された口コミは全文、システムや目視によるチェックを行っていると明記されており、非常に悪質な口コミはこの段階で削除されているものと考えられます。それでも削除に相当する事由がある場合には、削除に応じてくれる可能性はありますので、一度ガイドラインを確認してみましょう。
- 個人情報に関する口コミ
一般社員の場合は、実名が公開されている状態、役員の場合は、業務外の私生活に関わる内容であれば、削除対象です。 - 誹謗中傷を目的とした口コミ
悪意を持った、感情的な表現を用いた場合は削除対象となります。
・特定の個人に対して、内面的・外面的な容姿・能力等を「不細工」や「バカ」等を用いた表現をしている口コミ
・特定の企業に対して、「人生を無駄にする」等の定義が曖昧な表現をしている口コミ
・「潰れてしまえ!」等の乱暴な言葉遣いをしている口コミ - 各テーマにそぐわない口コミ
「評判」「年収」「面接」などのカテゴリーと一致しない内容の口コミは削除対象です。
例えば、「面接」のカテゴリー内において、その企業内のスキルアップについて記述した場合にも削除対象となりえます。 - ユーザーが不快に思う口コミ
過度の変換ミスや、誤字脱字が多すぎる口コミ、意味のない文字列等の投稿についても削除対象です。
転職会議の口コミにおける削除依頼をする方法
転職会議への削除依頼
転職会議の口コミ削除依頼をする場合は、運営会社であるリブセンスに対して記事の削除依頼を行います。メールや書面にて、削除依頼の申請を行いますが、まずはどの企業の、どの口コミに対する削除依頼なのかを必ず明記しましょう。そして、該当の口コミのどの部分が企業に対しての権利侵害にあたっているのか、上述のガイドラインに抵触しているのかをできるだけ具体的に説明をします。
リブセンスが申請を確認して、申請の内容が妥当で、削除の必要があると判断された場合には削除が実施される流れになります。この場合、削除までに要する時間はおおよそ1~2週間程度です。
仮処分申請
リブセンスは、転職会議の口コミの削除においては社内独自の審査基準を授けており、そちらを元に削除可否の判断をしています。したがって、企業側が権利侵害を主張しても、リブセンスが申請を棄却する場合があります。リブセンス側の判断で削除不可となった場合には、裁判所への仮処分申請を行うことになります。
仮処分申請では、裁判所が削除は妥当かどうかを判断するので、リブセンスに申請して削除できなかった口コミも、削除できる可能性があります。
裁判所は申請者とリブセンスの双方に対して審尋を行い、要件を満たすと判断された場合には、リブセンスに対して仮処分命令を出します。そこでリブセンスが削除に応じる形になります。
ただし、権利侵害についてしっかりと裏付けをして説明をしていく必要がありますので、まずは弁護士に相談をすることをおすすめします。
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転職会議の口コミにおける発信者情報の特定方法
結論から言えば、口コミの投稿者を特定するためには裁判所での法的手続きが必要となります。転職会議においても他のサイト同様、発信者情報開示請求を行うことができますが、
リブセンスに対して開示請求を行っても、リブセンスも投稿者の個人情報を守る必要があるため、そう安易には対応してくれるものではありません。つまり裁判所に仮処分申請を行い、リブセンスに対し裁判所から発信者情報開示命令を出してもらう必要があるのです。手続きの流れは上述の口コミの削除における仮処分申請と同様です。発信者情報開示と削除の仮処分申請は同時に行うことも可能です。
発信者情報開示請求の仮処分命令が出たら、リブセンスから口コミを投稿した人のIPアドレスが開示されることとなりますが、さらにそこからプロバイダに対して発信者情報開示請求の訴訟を行うこととなります。仮処分申請は1~2ヶ月程度で済みますが、訴訟の場合は開示までにおおよそ6ヶ月程度時間を要します。訴訟において、プロバイダに対し開示命令が出た後は、発信者の氏名・住所等の個人情報が開示されます。
まとめ
転職会議の口コミを放置しておくことで、知らぬ間に採用活動に悪影響が出てきたり、築き上げてきたブランドイメージを低下させてしまっている可能性があります。長期間なにもせず、しばらくしてから発信者情報開示請求を行いたいと思っても、ログが保存期間を過ぎ、削除されてしまったために発信者情報の開示ができないこともあるのです。
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