住宅業界のウェブ評判管理 ~AISASの法則から考える風評対策~

住宅業界のウェブ評判管理 ~AISASの法則から考える風評対策~

これまで3回にわたって、広く不動産業界での炎上事例、必要な風評対策についてまとめてきました。仲介賃貸と投資では業界の特性や対処すべき風評の内容がまったく異なることがご理解いただけたかと思います。

不動産関連業の事例紹介は本稿で最後となりますが、トリを飾るのは、リフォーム事業者や工務店、ハウスメーカーなどを中心とした住宅業界です。

住宅業界がほかの業界と明確に異なる点、推奨されるウェブ対策はどのようなものでしょうか。以下にまとめていきたいと思います。

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家は一番高い買い物だからこそ…

家は一番高い買い物だからこそ…

「家は人生で一番高い買い物である」とは、よく言われることです。

生涯賃貸でまっとうするケースやシェアハウスで暮らすケースなど生活様式の多様化が進み、結婚して家を建てるという生活様式はもはや当たり前のものではなくなりつつあるのかもしれません。しかしそうはいっても、マンションや家を購入することは今もってなお、多くの人にとって人生の最も大きなイベントの一つであり、最も大きな買い物の一つなのではないでしょうか。これだけ重要な一大イベントなのですから、大きなエネルギーと覚悟が必要になるのはある意味当然のことでしょう。

いつもはお店やネットで気軽に買い物をし、ときには衝動買いをしてしまうような人でも、家を買うときはいつも以上に周到に情報を集めて、メーカーや土地、周囲の環境などを念入りに調べてから購入に踏み切るのではないでしょうか。
本稿では、この「情報を集める」「調べる」という行動心理について少しばかり掘り下げていきたいと思います。

消費行動モデル ~AIDMAの法則とAISASの法則~

消費行動モデル ~AIDMAの法則とAISASの法則~

20世紀の消費行動モデルはAIDMAの法則に支配されていると言われていました。本モデルは1920年代に米国で提唱されたものですが、人々がものを購入する際の行動プロセスを次のように定義しています。

Attention(認知)⇒Interest(興味)⇒Desire(欲求)⇒Motive(動機)⇒Action(購入)

簡単に流れを説明すると、一般の消費者は、テレビCMや新聞などから商品の存在を「認知」し、その商品に「興味」を持ちます。やがてそれが欲しいという「欲求」が生まれ、その商品が実際に有用であると知ることで購入の「動機」に繋がり、最後には商品を「購入」するに至ります。これらの5段階の頭文字をとってAIDMAの法則と名付けられました。
現在でもマスメディアの広告モデルの大前提となっている理論であり、多くの人にとって、気軽な買い物であれば、この流れに沿って購入に至ることがあるというのは納得できるところではないでしょうか。

しかし20世紀後半以降、ネットが普及するにつれ、この法則では説明しきれない消費行動モデルが出現するようになりました。そこで1995年に電通が最初に提唱したのがAISASの法則です。AIDMAの法則を発展的に解消させたモデルということができます。

Attention(認知)⇒Interest(興味)⇒Search(検索)⇒Action(購入)⇒Share(共有)

各頭文字をとってAISASの法則と名付けられたこの法則では、「購入」前後にネット社会ならではの行動が入っていることが特徴です。「商品」を認知して「興味」を抱くところまではAIDMAの法則と同じ流れをたどりますが、商品に興味をもったユーザーがネットで「検索」して比較検討するというプロセスが新たに加わりました。
「検索」による比較検討を通じ、商品に納得して初めて「購入」へと至り、購入したという経験をSNSや匿名サイト、商品の口コミ投稿などを通じて「共有」するという全く新しいプロセスが、ネット社会到来によって生まれたのです。

家を購入する際の行動プロセス

家を購入する際の行動プロセス

これまでAISASの法則について紙幅を割いて説明してきたのは、ほかでもない、家を買う際の消費者の行動プロセスが、このAISASの法則に典型的なパターンを示しているからです。
もちろん、AISASの法則は家の購入以外にも当てはまるものではあります。

例えば化粧品を買うときのことを想定してみましょう。
テレビCMを見ていいなと思い、そのまま比較検討せずにドラッグストアで購入することもあれば、人によってはネットで類似商品の評判を検索して、比較検討した結果、納得して購入へと踏み切る方もいると思います。後者のような慎重なタイプは比較検討に使用したメディアに口コミを書いたり、SNSで使用感を報告(=共有)したりしやすい傾向にあるとも言われています。

この点、化粧品購入の際の行動プレセスは多義的であるといえるでしょう。AIDMAの購入プロセスを踏むこともあれば、検索と共有という、AISASのプロセスを踏むこともあるということです。どちらのプロセスを踏むかは、消費者の人柄や性格によるところも大きいのかもしれません。

一方、家の購入に際しては、消費者はどのような行動プロセスを踏むのでしょうか。
あなたが新築一戸建ての購入を検討しているとします。

テレビCMでハウスメーカーを知り、なるほどいい家だなと興味を持ったところで、すぐにそのメーカーに連絡を取って担当と会い、そのまま契約するものでしょうか。一般的にいって、まずそんなに簡単に決めることはないと断言できます。
100人中100人がそのハウスメーカーを含めた数社のメーカーから資料を取り寄せ、さまざまな視点から比較検討するはずです。また多くの消費者はネットでの評判を調べて、悪い評判がでていないか、担当者が親身に対応してくれるかどうか、徹底的に調べることでしょう。

そして、多くの時間をかけて検討吟味して建てた(あるいは購入した)家のことは、そのあとも大なり小なりネットや口コミを通じて共有していくのではないかと思います。なぜなら、購入した家が満足できるものであったにせよなかったにせよ、それだけ苦労して知りえた情報や教訓は、他の人にも共有したいという強い承認欲求が芽生えるものだからです。

匿名掲示板「Eマンション」「E戸建て」は要注意

実際、ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者のネットの評判は、その他多くの業界に比べても、非常にシビアかつ数多くの口コミが寄せられているケースがほとんどです。

良い評判が拡散されやすい反面、欠陥住宅や担当者の誠意の欠けた対応など、悪い評判は匿名掲示板などに残りやすい傾向にあります。

なかでもこの業界特有の匿名掲示板として知られているのが「EマンションE戸建て」です。
Eマンション・E戸建ては、ハウスメーカーやリフォーム業者ごとにスレッドが分かれているため、あらゆるハウスメーカーや地場工務店の会社名検索でほぼ1ページ目に上位化してきており、評判や口コミが非常に目立ちやすいところに特徴があります。

書き込みの内容も非常にリアルであることが多く、欠陥住宅やカビ問題などについても、具体的な立地の情報、竣工時期など当事者しか知りえない具体的な情報がかかれていたり、営業担当の名前がさらされてしまっていたりするようなケースも散見されます。

個別の口コミについては削除フォームが用意されているため、営業担当名がさらされているようなケースは削除が可能なことが多いのですが、いかんせん口コミ数が多いため削除申請もイタチごっこになりがちです。さらに厄介なことには、地場の工務店などの場合とくに顕著なのですが、ヴェニスアップデートの影響から地域商圏での検索結果でさらに上位化しやすい傾向にあり、仮に逆SEO対策を行っても非常に骨が折れることが多く、施策費用も高額になりがちです。

サジェスト対策を忘れずに

サジェスト対策を忘れずに

住宅メーカーやリフォーム業者の担当者からEマンション・E戸建ての風評被害についてご相談をいただくケースは年々増えてきているのですが、最も優先順位の高い対策として推奨しているのは、サジェストや虫眼鏡の非表示化対策です。会社名検索でEマンション・E戸建てが8~10位にいるような場合でも、サジェストの「評判」「口コミ」をクリックすると1位にきてしまうケースが実に多いのですが、そのような場合はまずは優先的にサジェストの非表示化対策を行うべきであるとお伝えするようにしています。

自然検索のクリック率の統計データによると、10位にあるサイトは2~3%程度のクリック率しかないのですが、1位になるとそれが30%ほどに跳ね上がることが知られています。
また、サジェストの評判系ワードを放置していると、会社名での匿名サイトの順位もさらに上位化しやすい傾向にあり、仮に会社名検索で3位以内に入ってしまうと手の施しようがなくなってしまいます。そのため、サジェストの対策が喫緊の課題となってくるのです。

まとめ

これまで見てきたように、住宅購入に際してはAISASの法則がとくに発動しやすい、つまりはユーザーの検索と共有という行動プロセスが踏まれやすいこともあり、住宅業界では他の業界にも増してウェブの評判管理が重要になってきています。

商品や会社ブランドの育成と醸成、風評を生まないための社員教育や商品開発力の強化が重要なことはもちろんです。ですが、それにも負けず劣らず重要なのはウェブでの評判管理であり、それらをしっかりと行っていかなければ受注減、売り上げ減に直結しやすいのがほかでもない住宅業界であるということが、これまでの事例を通じてご理解いただけたのではないでしょうか。

検索結果やサジェストの問題で会社の評判が悪くなってきている、売上げが伸び悩んでいるなどの課題を抱えながら、どこをどう対策してよいかわからないと悩んでおられる経営者や担当の方がいらっしゃいましたら是非ご相談ください。
専門のスタッフが貴社の現状を分析したうえで、親身になってご対応させていただきます。

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不動産投資テレアポ担当者必見!アポ率改善に最低限必要なウェブ対策

不動産投資テレアポ担当者必見!アポ率改善に最低限必要なウェブ対策

前回は不動産賃貸業の炎上事例、風評対策事例をご紹介しましたが、今回は不動産投資のテレアポ担当者必見、アポ率改善に最低限必要なウェブ対策についてのご紹介です。

同じ不動産業界にカテゴライズされてこそいますが、賃貸仲介と投資では、社風から営業スタイル、ウェブリテラシーの水準、直面しやすい風評被害に至るまで、まったくといっていいほど異なります。

不動産投資は不動産に軸を置いてはいるものの、実態は不動産を元手にした金融あっせん業であるといえます。したがって、業界の特性としては不動産というよりはむしろ金融業界に近いと考えられ、ウェブに対するスタンスも金融のそれに親和性が高いということができるでしょう。

本稿では不動産でありながら同時に金融業でもある不動産投資業界の現状と、対処すべき風評被害についてまとめていきたいと思います。

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不動産投資の市場動向

不動産投資の市場動向

近年、ビットコインをはじめとした仮想通貨が大きな話題を集めています。
仮想通貨自体の市場規模は年々拡大の一途をたどり、ここ数年はバブルの様相を呈していますが、それと同時に、セキュリティホールを突いたクラッキングにより巨額資金の流出が発覚するなど、セキュリティ面での不安が浮き彫りになりました。これによって多くの機関投資家に不安が広がり、仮想通貨自体に買い控えが起きたことは間違いありません。

仮想通貨や、少し前でいえばサブプライムローンなど、まったく新しい投資システムというのは大衆の耳目を集めやすく、世界中に瞬く間に拡散しバブルを呼び起こしやすいところがありますが、その半面大きなリスクを抱えているというのは過去の歴史が証明しているところでもあります。

その点、不動産投資は長い年月をかけて少しずつ醸成されてきた投資システムであり、これらの新しい商品に比べるとリスクが少なく、投資家の間でも安心感があるようです。それに加え、日銀のマイナス金利政策が長期化している一方、企業は設備投資については全体的に及び腰であることから、不動産取引向けの融資が年々拡大傾向となっています。

つまり、現状では不動産投資業界については、企業・個人ともに融資の面では非常に恵まれた状態にあるといえるでしょう。

野村総研の不動産投資市場の概況資料(下図参照)からも、リーマンショック以降、不動産投資によるトータルリターンはおおむね上昇基調にあることが見て取れ、業界は引き続き活況を呈しているというのが大方の見方でもあるようです。

日本におけるトータルリターンの推移
出典:日本の不動産投資市場 2017

不動産投資の営業スタイル

不動産投資の営業スタイル

活況を呈している不動産投資業界ですが、ソニーなどの異業種参入やITヴェンチャーの参画などもあり、その営業の現場は年々し烈を極めてきているようです。

不動産投資と一言でいっても、マンション投資からビルの区分所有、不動産担保ローンなど実に様々です。ただ、投資対象こそ様々ですが、その営業スタイルには共通するものがあります。いわゆる投資系の営業といってだれもが真っ先に思いつくのがテレアポではないでしょうか。

投資業界ではもともとテレアポやDMによる営業がさかんですが、とりわけ不動産投資業界は先に記した通りここ数年活況で、2020年のオリンピックへ向け景況感が更によくなってきていることもあり、近年はとくに、テレアポ営業部隊による大々的な営業が盛んにおこなわれてきています。

インバウンド営業における“営業力”

インバウンド営業における“営業力”

いわゆるインバウンド営業は、企業のブランド力がものをいいます。
どこかで聞いたことがある会社、テレビCMやウェブ広告でいつも見かける会社には、問い合わせに対するユーザーの心理的障壁も下がることが知られています。テレビCMをこれだけやっている会社なら悪い会社ではないだろう、広告をこれだけ打っているのだから信頼できるに違いないと思って(あるいは無意識に信頼して)、問い合わせや資料請求を行いやすくなるのです。

一方、テレアポをはじめとするアウトバウンド営業では、インバウンドに比べ、営業担当者の営業力がものをいう世界です。もちろんそこには企業のブランド力も含まれるわけですが、それ以上に担当営業自身の人柄やトーク術、クロージング力、買い気の盛り上げ術などに置かれるウェイトが大きくなります。

そのため比較的知名度の低い中堅投資会社でも、大企業に伍していけるようになるわけですが、ここに陥りやすい罠があります。つまり、受注するための強引な営業がはびこりやすくなるのです。

実際、不動産投資業界では今も昔も、強引な営業によるクレームが後を絶ちません。業界としての強引な営業手法や被害報告は、少しネットで検索しただけでもいろいろと出てきます。一度電話で丁寧に応対したら毎日30件以上、アポが取れるまで延々と毎日電話がかかってきた、家にあげたが最後ハンコを押すまで帰らない、などといった内容です。

この程度であれば問題ないだろうと思われるテレアポ担当者も多いかもしれませんが、これらの評判がウェブ上で出回ると、アポを切る以前の問題になりかねず、現実には想像以上に深刻な事態を招きます。つまり、誰も電話にでてくれなくなるのです。

ウェブの評判とアポ率の関係

ウェブの評判とアポ率の関係

あなたは自社の電話番号でウェブ検索をしたことがあるでしょうか。
もし仮に、あなたが不動産投資会社の役員であるとするなら、いますぐに自社の電話番号で検索してみてください。残念ながら、まず間違いなく目も当てられない状況になっていると思います。

いわゆる営業力があると言われる会社であればあるほど、その評判に反比例してウェブの評判はひどくなっていくというのが皮肉なところではあるものの、ウェブの世界では残念ながらそれが現実です。

電話番号で調べてJPナンバー2ちゃんねるのような匿名サイトが上位化していればすでに黄色信号です。

ユーザーの心理として、知らない電話番号から電話があってもいきなり出ることはありません。まずは電話番号で検索してみることが圧倒的に多いのです。そして、その番号で匿名サイトが出てきて、そこに「悪質。ぜったいにでるな」などと書かれていたら、まず誰も電話に出るはずがありません。

また近年では、これらの迷惑電話リストを実装した迷惑電話撃退アプリも普及してきており、一旦貴社の電話番号が迷惑電話に振り分けられたら最後、電話をかけることすらできなくなる事態も現実となってきています。

こうなるともはや磨き上げられた営業トークは意味を持ちません。どれだけトークがうまく、話しさえ聞いてもらえれば受注に繋げられる技量を持っていても、電話に出てもらえなければそれは宝の持ち腐れになってしまうからです。

アポ率改善のために

アポ率改善のために

これまでの経験を踏まえても、このような状況に置かれている不動産投資会社は実に多いようです。アポが全く取れなくなった原因を調べてみたところ、ウェブにその原因があったという声をこれまでも実にたくさん聞いてきました。

貴社がもし、ウェブの風評対策を何ら行わず、アポ率の低下に悩まされているというなら、なによりも優先的にウェブ対策を行うべきです。

まず最低限対策をしておかなければならない個所としては、会社名電話番号でしょう。この二つをしっかりブランディングできていれば、アポの最低条件、「電話に出てもらうこと」については劇的に改善します。社名と電話番号での検索結果、とりわけ1ページ目の検索に出ているサイトとサジェストに注意を払って改善を行うことが肝要です。

さらに対策を実施したいという場合は、代表名や担当者名まで注意をすることができればさらにベターです。セールスが落ちてきた原因をしらべてみたところ、営業担当者の名前をあげつらって詐欺師呼ばわりしているブログがでてきた、という事例も過去にありました。
これは明確な誹謗中傷となりますので、削除なりIP開示なり、断固とした法的手段を講じる必要があるでしょう。

まとめ

以上が不動産投資のテレアポ担当者必見、アポ率改善に最低限必要なウェブ対策についての解説でした。

ここまで読んでこられたあなたは、既にウェブ対策の必要性を痛感しておられることと思います。
もし検索結果に風評被害・誹謗中傷となりうるサイトやブログが出てくるような場合、削除依頼はもちろんですが逆SEO対策により対象ページの押し下げを行い、事態を改善していく方法もございます。

弊社でも対応を行っておりますので、お困りの場合はお気軽にお問い合わせください。相談は無料にて承っております。

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Googleサジェストと関連ワードの削除申請と対策方法

Googleサジェストと関連ワードの削除申請と対策方法

Googleにはサジェスト関連ワードの機能が付いています。以前の記事『Googleのサジェストと関連ワードの仕組みを理解しよう!』でも紹介した通り、Yahoo!とGoogleの仕組みは異なっているため、同じ方法では施策できません。

今回はGoogleサジェスト・関連ワードの仕組みや影響力をはじめ、ネガティブワードが表示された場合の削除申請や対策方法、費用や期間まで詳しくご紹介します!

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Googleのサジェスト・関連ワードの仕組み

Googleサジェスト・関連ワードは検索内容と関連する検索候補を一緒に表示することで、ユーザーが知りたい情報を素早く得ることが出来るように手助けする機能です。Yahoo!はサジェストと関連ワードの表示結果はほとんど一緒です。これはYahoo!が検索回数に一番重きを置いているからです。

しかしGoogleの場合、サジェストと関連ワードの表示結果は大きく異なる場合があります。Googleは検索回数のほかに情報量にも注目して表示させる検索候補を選定しています。特に関連ワードの場合この情報量が重要になります。

また、サジェストと関連ワードだと更新される頻度も違っているため、表示される結果が全く異なるという状況になるのです。仕組みについては下記記事内で詳しくご紹介していますので併せて見てみてください。

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Googleのサジェスト・関連ワードの影響力

現在Googleは日本で一番利用されている検索エンジンです。そのためGoogleのサジェストと関連ワードにネガティブワードが表示されると多くの人の目についてしまう可能性があります。例えば芸能人や企業の代表取締役などある程度知名度のある方だと個人名で検索されることも多いですが、その際に「整形」「詐欺」「不倫」などといったワードが表示されているとその人自身のイメージはもちろん、関わる会社やサービスのイメージダウンにもつながりかねません。

また、企業名やサービス名で調べた際にネガティブワードが表示されていると、新規の顧客の獲得が難しくなるだけではなく既存の顧客にも不信感を与えてしまいます。一見ネガティブワードには見えないような「評判」「口コミ」などは、検索結果に風評記事が上位化していてその記事のせいでマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。

反対にサジェスト・関連ワードに好意的なワードが表示されると利益をもたらしてくれます。例えば企業名と一緒にサービス名が表示されれば、そのサービスの知名度を上げることができるのです。対策業者のなかには、ブランドイメージの構築をサポートしてくれるところもあるため、相談してみても良いでしょう

Googleのサジェスト・関連ワードの対策方法

では実際にGoogleのサジェスト・関連ワードにネガティブな内容が表示されてしまった場合どうしたらいいのでしょうか。

【対策方法①】Googleの削除申請フォームから問題を報告する

サジェスト、関連ワードに表示されている内容がGoogleのオートコンプリートポリシーに反している場合はGoogleに申請を出すことで削除する事が可能です。

オートコンプリートポリシーには以下のように規定があります。

暴力的または残虐な内容の検索候補
見る人に衝撃を与えること、世間を騒がせること、または不当に不快感を与えることを主な目的とする、暴力的または残虐なコンテンツに関連した検索候補は認められません。また、暴力行為や残虐行為を支持、賛美、矮小化したり、その被害者を侮辱したりする検索候補も許可されません。

露骨な性的表現、下品な表現、冒とく的な内容を含む検索候補
露骨な性表現、卑猥または下品な描写を含む検索候補は認められません。人体の構造や性教育に関連する医学用語や学術用語の使用は認められます。

特定の集団に対して差別的な内容の検索候補
特定の集団に対する憎悪をあおる、容認する、または助長するような検索候補は認められません。これには、人種、民族、宗教、障がい、年齢、国籍、従軍経験、性的指向、性別、性自認など、制度的な差別や排斥に結び付く特性に基づいた分類が含まれますが、これに限定されません。

著名人に対する不適切かつ中傷的な検索候補
著名人に対して中傷的または不適切と考えられる検索候補は認められません。これには、嫌がらせ、いじめ、脅迫、性的内容の不適切な表現に関連する検索候補、または嫌がらせ、身元詐称、金融詐欺の原因となるような方法で個人情報または機密情報を開示する検索候補が含まれます。

危険な検索候補
人や動物に直ちに深刻な危害をもたらす、またはそうした危害を助長するような商品、サービス、情報の宣伝に関連する検索候補は認められません。

上記がポリシー違反かどうかを判断する重要な部分になります。
また、上記とは別に企業に対する名誉棄損に当たる内容など、法的に問題がある内容に関しても同様に削除の申請を行う事が可能です。

もし表示されている内容が上記に該当するようでしたら、
法律に基づく削除に関する他の問題を報告する
から削除申請を行いましょう。

申立人(自身)の情報を入力します。

次に
・問題のワードが表示される検索キーワード
・表示されるサジェスト、関連キーワード
・表示された国
・表示ワードが出ることによる法的な問題点

を記述します。
法的な問題点に関しては注意書きにも記されている通り、できるだけ詳細に書く必要があります。
最低でも事実との相違点、法的にどのような問題があるかは説明できるようにしておく必要があります。

最後に問題となっているサジェストや関連ワードのスクリーンショットをファイルとして添付します。

こちらで問題が無ければ下部のチェックボックスにチェックを入れ、署名欄に名前を記入して申請を行います。

もしポリシー違反や法的に問題があると考えられる場合は1ヶ月以内に削除が行われます。
ただし削除可否の判断は厳しく、特に「ブラック」「倒産」といった抽象的なワードだと削除の可能性は低いかもしれません。

また、削除申請は非弁法の関係で本人もしくは弁護士等の資格を持った人間による代理申請しか受け付けることができませんので注意が必要です。

【対策方法②】対策業者に依頼する

もし、削除されなかった場合は対策業者に依頼する方法があります。
ポリシー違反の申請に比べて費用は掛かってしまいますが、システム的にネガティブワードを非表示にさせる為の技術を持った業者に依頼する方が対象のワードを見えなくするという点では効果的でしょう。

また業者に依頼するメリットとしては施策と合わせて監視を行ってくれるところも多いため、新たなネガティブワードが表示されるとすぐに報告・対応してくれるという点です。迅速に対応することによってネガティブワードが表示されてしまっても影響を最小限に抑えることが出来ます。

Googleのサジェスト・関連ワード対策の費用と期間

Googleに関してはサジェストと関連ワードの仕組みが異なっているため、別々に施策を行う業者が多いです。費用の相場としてはサジェスト対策で月額6~8万円関連ワード対策で月額6万円です。Yahoo!に比べるとGoogleは表示される仕組みが複雑なため若干費用があがります。

また、サジェストと関連ワードだと更新頻度が異なるため成果までの期間も変わってきます。サジェストは大体1~3ヶ月関連ワードは1年に1回しか変動がないため3~8ヶ月と成果が出るまでの期間が長くなります。

GoogleはPCとスマホでも仕組みが異なっており、これはPCで検索した結果を施策する場合の相場になりますので、スマホの場合はまた変わってきます。ほとんどの業者がPCを基準としていてスマホの施策は対応していないこともあるので、もしスマホでも施策を行いたい場合は別途見積を依頼しましょう

業者に依頼する際の注意点

Googleのサジェストと関連ワードの対策が出来ます!とうたっている対策業者は多くありますが、本当に成果が出せるのはほんの一握りと言われています。なぜならばGoogleは常によりよいサービスを提供できるようにアルゴリズムの変動を行っているからです。

そのため常に研究を行いアルゴリズムの変動にも対応できる技術力を持つ業者は数少ないのです。中には対策が出来るといいながら何も行わない・申し込みをして費用を払ってから連絡が取りづらくなると言った悪質な業者もあります。ネガティブワードが表示されていると焦ってしまい冷静な判断が出来なくなってしまうかもしれませんが、安心して任せることのできる業者なのかしっかりと見極めて依頼をすることが成果までの近道です

悪質な業者に引っかからないためには、どのような施策を行っているのか・仕組みを理解しているかがはっきりと答えられるかどうか事前に確認するようにしましょう。

また上記でも軽く触れましたが、非弁法の関係で対策業者による削除申請の代行はできません。
第3者による削除代行はその削除代行業者だけでなく、依頼した側にも法的なペナルティが下されることもありますので十分に注意してください。

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まとめ

ネガティブワードを放置してしまうと、その情報が正しくないとしても悪いイメージは定着してしまいます。また、長い間サジェスト・関連ワードに表示されているとGoogleにはユーザーに必要な情報だと認識されてしまい、いざ対策を行ってもなかなか成果が出せない可能性も出てきます。

ネガティブワードが表示されていたら、迅速に対応することが重要です。風評対策カレッジではご相談や御見積をだすことも可能です。なにか困ったことがあればお気軽にご相談ください。

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Googleのサジェストと関連ワードの仕組みを理解しよう!

Googleのサジェストと関連ワードの仕組みを理解しよう!

Googleのサジェスト関連ワードの仕組みについて皆さんご存知でしょうか。
検索ボックスに文字を入力するとよく検索されるワードが候補として表示されるようになっています。
この予測して提案してくれる機能のことをサジェスト(入力補助)といいます。

また、検索すると一番下にも、候補ワードが表示されますが、この部分を関連ワードと言います。
Googleだけではなく、Yahoo!にもサジェスト・関連ワード機能はありますが、GoogleとYahoo!では仕組みが異なっているので、対策をする際にはそれぞれ対応しないといけません。

今回はGoogleのサジェストや関連ワードの仕組みと対策方法をご紹介します。

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Googleサジェストとは

Googleサジェストとは

Googleサジェストとは、検索する際に何かワードを入れると、Googleが予測して候補ワードを表示してくれる機能です。
大体2~3週間に1度更新があり、表示されるワードが変わります。
では、表示されるワードはどのように選ばれているのでしょうか。

検索回数

Googleのサジェストに表示されるワードの要因として最も重要なものは検索回数です。
検索回数が多いということは、それだけユーザーに求められている情報であるとGoogle側が判断するからです。

web上の情報量

Googleは、ユーザーがいち早く求めている情報にたどり着くことを重要視しているため、情報量は非常に重要になってきます。実は、どれだけ検索回数が多くても、情報量が少なければ、表示されない可能性もあるのです。

スパムフィルタ

これは存在するのか明確には分かっていません。
しかし、不正な検索を取り締まっているという情報もありますので、故意的に検索回数を操作されたワードは表示されないのかも知れません。

Google関連ワードとは

Google関連ワードとは

Google関連ワードとは、検索結果の一番下に表示される候補ワードです。
Google関連ワードもGoogleサジェストと同じく、ユーザーが求めている情報を得るための手助けをしています。
みなさんも一度はクリックしたことがあるのではないでしょうか。
Googleサジェストとは表示されているワードが異なっていることも多く、
更新頻度に関しても大幅に違います。
以前は、年に1~2度大きめの更新が観測されていましたが、2016年9月に更新があってから、
しばらく大きめの更新は観測されませんでしたしかし、ようやく2017年3月に1年半ぶりに大きめの更新が確認されました。

では、Google関連ワードに表示されるワードはどのように選ばれているのでしょうか。

検索回数

Googleサジェストと同様に、検索回数は表示されるワードの一因です。
ユーザーが求めている情報を得るための手助けをする機能になりますので、
そもそも検索回数が全然ないワードは、それだけその情報を求めている人が少ない、
と判断され、関連ワードには表示させる必要がないのです。

情報量

やはり関連ワードも重要なのは、情報量になってきます。
調べている側も、より知りたい結果を得るためには情報量が多いほうがいいからです。
関連ワードに表示されるワードは情報量が一番重要といっても過言ではないでしょう。

スパムフィルタ

こちらもGoogleサジェストと同様です。
関連ワードに表示させるために検索回数を操作されているとなると、それは実際にユーザーが求めている情報とは異なってしまう可能性があります。
そのため、そのワードを消してしまうということがあるようです。

Googleサジェスト・関連ワードの対策方法

Googleサジェスト・関連ワードの対策方法

1、2でGoogleサジェストと関連ワードについての基本的な仕組みのお話をしてきました。
では、実際サジェストや関連部分に「ブラック」「迷惑」「逮捕」など、風評ワードが表示された場合、どのように対策するのがいいのでしょうか。
ここでは3つの方法をご紹介します。

広告を出す

まずは、広告を出すという方法です。
広告はリスティングや、メディアに取り上げてもらうなど、方法は問いません。。
とにかく広告をたくさん出すことで、自然と検索回数はあがりますし、情報量も増えることになります。
デメリットとしては、広告を出す費用がかなりかかってしまうという点です。

Googleに削除依頼をだす

明らかに風評ワードとわかるような言葉が会社名や個人名と一緒に表示されている場合、Googleに申請をすればお金をかけずに削除することが可能です。
ただ、必ずしも消してもらえるわけではない、という問題点もあります。明らかに権利を侵害しているとGoogle側が判断しないと消えさないようです。

対策業者にお願いする

Googleサジェストや関連ワードは、表示される仕組みも単純ではなく、また更新頻度も少ないため、簡単に削除できるものではありません。
風評被害対策カレッジでは、Googleサジェストの対策成功率94%、関連ワードの対策成功率75%と高い成功率を誇っています。
未だ解明できていない部分も多くある分野ですので、日々研究を重ねており、専門的な知識のある対策会社に依頼することが、削除への一番の近道かと思います。
まずは無料でご相談ください。

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スマートフォンでは表示が変わる?

Googleサジェスト スマートフォンの場合

この記事を読まれている人の中には、パソコンで見た結果と、スマートフォンで見た結果が違うと気づかれている方もいらっしゃると思います。
スマートフォンとパソコンでは仕組みが多少違うようです。
スマートフォンはパソコンと違い、位置情報の影響を受けやすいので、検索を行っている場所で大きく検索結果が変わってくるようです。
パソコンでは表示されていないのに、スマートフォンでは表示されている!なんて場合もあるかと思います。まずはご相談ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
何気なく使用しているGoogleサジェストや関連ワードですが、さまざまな仕組みがあることをご理解いただけたましたでしょうか。
ここに書かれている情報が全てではないですし、仕組みが変更されてしまうこともあります。

困ったことがあったときは、日々研究をしていて専門的な知識のある弊社へご相談ください。
相談は無料で承っています。

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